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2016年10月11日 (火)

公式

 円の面積を求める公式を覚えておられますか?

 そうですね。円の面積=半径×半径×3.14ですね。

 では,円周(円の周りの長さ)を求める公式はご存知ですか?

 円周=直径×3.14です。

 ではでは,平行四辺形の面積は?

 そうです,平行四辺形の面積=底辺×高さです。

 小学校では,この他に,長方形,正方形,三角形,台形,ひし形の面積を求める公式,立方体,直方体,円柱,角柱の体積を求める公式,速さを求める公式(速さ=道のり÷時間)などを学習します。

 今日,4年生の研究授業がありました。学習課題は『長方形と正方形のどちらの面積が大きいですか?』です。最終的には,『縦×横(一辺×一辺)』という長方形・正方形の面積を求める公式へと導きます。写真にあるように,はじめは1㎠のタイルを図形に敷き詰めて,その数を数えることから始めます。作業を進めていく途中で,「全部敷き詰めるの,めんどくさい!」や「全部並べなくても数がわかるよ」といった声が上がってきます。この声こそ,長方形(正方形)の面積の公式につながる貴重な意見なのです。一見回りくどい学習のようですが,児童が感じる面倒くささこそが公式を導き出す大きな動機になるのです。

 では最後に問題です。円の面積はなぜ,『半径×半径×3.14』で求められますか?

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