指文字・手話をマスターしよう
『障がい』はいわゆる障がい者が持っているものではない。人と人の間に存在する『壁』のようなものだ。
これは,私が大学時代に恩師から学んだ言葉です。例えば,耳が聞こえない人がいたとします。この人と,耳が聞こえる人とが会話をしようとすると,スムーズな会話ができません。まさに2人の間に障壁があるわけです。しかし,両者が互いに指文字・手話を学習し,それを使えるようになれば,両者の間にある障壁=障がいはなくなります。また,目が不自由な人の場合も,点字をマスターすれば,コミュニケーションに関する障壁=障がいはなくなります。
このように考えると,障がいの見方も変わってきますね。
今日,外部講師をお招きし,4年生が指文字・手話の学習をしました。4年生なりに,障がいを取り去る努力をしたわけです。2時間続きの授業でしたが,授業が終わるころには,自分の名前を上手に自己紹介できるまでになっていました。
我々大人も,障がい者に障がいを押し付けるのではなく,4年生の子どもたちのように,自分から障がいを取り去る努力をしたいものです。
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