今回の雪は,まさにドカ雪でした。道路や歩道の除雪が追いつかなかったり,各地で交通事故が起きたり,家の屋根が壊れたりと,良くないニュースがたくさん入ってきています。
その一方で,子どもたちはめったに見ることのできない大雪に大喜びです。今日は,1年生から3年生が学校のスキー場を貸し切り状態にして,思う存分雪遊びを楽しみました。
少し先の話ですが,3月2日に小浜市神宮寺で『お水送り』の神事が行われます。鵜の瀬から送られた『お香水』は,10日間かけて奈良東大寺二月堂の『若狭井』に届くといわれています。若狭と奈良の深い結びつきを物語る歴史的な行事です。私も一度だけたいまつ行列に参加したことがありますが,迫力があり幻想的でとても印象深かったことを覚えています。
さて,先週末(10日),大雪にもめげず,4年生が社会科学習の一環で若狭歴史博物館と鵜の瀬に出かけてきました。歴史博物館の館長さんから瓜生地区がかつて交通の要所だったことを教えていただいたり,お水送りの始まりについて教えていただいたり,有意義な学習をしてきました。
若狭歴史博物館のホームページに瓜生小学校4年生のことが紹介されています。
今日,今庄365スキー場でスキー教室がありました。学校外から6人の指導ボランティアの方に来ていただき,5グループに分かれて練習を行いました。
終日雪が降っていましたが,雪の量,雪の質,込み具合など,ゲレンデコンディションはまずまずでした。
終了式で,『今日上手になったと思う人?』と尋ねてみたところ,全員元気よく手を挙げてくれました。子どもたちの滑りを見ていても,その上達ぶりはよく分かりました。自然を生かしたスポーツは魅力的です。これからも,冬のスポーツ(スキー,スノーボード,スケート,カーリング?)に親しんでほしいものです。
瓜生小学校の水田は,いわゆる『冬水田んぼ』です。冬水田んぼには,次のような効果があるそうです。
・水田が水鳥の餌場となる効果。
・水田がカエルの産卵場所となる効果
・田面水に微生物が増加し、それにより生物が多様となる効果
・土壌表面を軟化させ、不耕起でも容易に田植が行える効果
・土壌表面に残置する稲藁の腐植を促進させる効果
・土壌表面に形成されるトロトロ層による雑草抑制効果
・田面水中に微生物が増加し、それによる肥料効果
(出典:http://tarikidict.jugem.jp/?eid=40)
また,瓜生小学校校下の下吉田区でも熱心に冬水田んぼに取り組んでおられます。
今年の5年生は,専門家の指導のもと,この田んぼで無農薬・無肥料の米作りに挑戦しました。水の管理や雑草取りなど,苦労する面もありましたが,安心・安全なお米が得られるという点で,魅力的な農法だなあと思います。